試食販売、店頭販売 初級編

人は自分にとって当たり前のことには感動しないもの。でも、それが接客する際、大きな落とし穴になることがあります。売場でもよく見かけることですが、お客様の話を聞いている時に、それに呼応してうなずいていない販売員さんが意外に多いんですね。
頭のキレる人やおしゃべりが得意だという人の中には、頑張って接客している割にあまり販売成績が思わしくないという方もおられます。一見、話もうまいし、知識も豊富。 売場でも積極的にお客様に接しようとしている。でも、イマイチ売り上げが伸びない。

試食がなかなかすすまない売場でも、言葉の使い方を少し変えることで状況を改善することができるというのを前回このブログでも書きました。その上で、今回は言葉以外の部分にもフォーカスしてみたいと思います。
初対面のお客様と短時間で良い関係を築きたいと思った時に、注意しておきたいことの一つに「相手との距離感」があります。これは、いわゆる「心の距離感」のことではなく、双方の物理的な距離(立ち位置)のことです。通常、人は半径1m以内の領域に他人が入ってくることを拒みます。

対面販売において相手の心を開くには、警戒心を解き、いかにリラックスさせてコミュニケーションが取れるかにかかっています。そこで販売員は接客する際、いくつか注意が必要です。その一つに「立ち位置」があります。
試食販売において、試食サンプルをどう作るか(見せるか)も売上に大きく影響してきます。基本的には、美味しそうか食べやすそうか、また適温か、清潔そうかといったことが判断基準になりますが、お店の状況や客層に合っているかどうか等も作成する時には考慮する必要があります。

お店に入店して試食販売の準備をする際、注意することが何点かあります。まず、①売場担当者にあいさつを済ませた後、②売場確認、③試食台、ゴミ箱の設置、④備品・機材の準備を行います。
試食販売の経験が浅い人は、まだ慣れていないため、現場では緊張しっぱなしだったりします。ただ、いくら緊張していても、絶対に抑えておかないといけないことがあります。

試食販売や店頭販売を行う場合、接客数は売上に大きく関わってきます。しかし、1日の来店数が数千名ある大型スーパーマーケットでも、それらすべての人に接客することはできません。自分のブース前に来てくれる人は、せいぜい1/10程度ではないでしょうか。
よく販売指導や販売研修では「トークが上手くなればモノは売れる」と言われます。でも、それって本当でしょうか?