接客時におけるお客様との適切な距離

 

初対面のお客様と短時間で良い関係を築きたいと思った時に、注意しておきたいことの一つに「相手との距離感」があります。

 

これは、いわゆる「心の距離感」のことではなく、双方の物理的な距離(立ち位置)のことです。

 

 

通常、人は半径1m以内の領域に他人が入ってくることを拒みます。

 

このスペースを心理学では「パーソナルスペース」と呼んでいて、ここには親近者(親、兄弟、家族、恋人、友人)しか侵入を許可したくないと考えているんですね。

 

そのため、よく知らない人がこの領域に入ってくると人は落ち着きがなくなり、不快感を覚えます。

 

満員電車や込み合ったエレベーターで居心地が悪く感じるのも、このパーソナルスペースが侵されているためです。

 

 

以上の事からわかるように、初対面のお客様に対してもコミュニケーションが良く取れていないうちから不用意に接近するのは禁物です。

 

注意してくださいね。

 

 

ちなみに、対面販売では相手と1.2~2mくらいの距離で接するのが適切と言われています。

 

まずは、この距離からしっかりコミュニケーションを取るようにしましょう。

 

その中で警戒心も薄れ、相手が心を開いてくれるようになったら、距離をもう少し縮めて接客してみる・・・そうやって徐々に近づくようにした方がいいでしょう。

 

 

対面販売においては、良好なコミュニケーションの先にしか成功(購入)はありません。

 

そのためには相手が不安に感じる材料は少しでも排除する・・・

これは非常に大事なことです。

 

 

是非、これを機会に距離感にも注意しながら販売を楽しんでみてください。

 

お客様とのよい信頼関係が築けると販売はホント楽しいですよ。

 

では。

 

 

 

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