カテゴリ:試食、店頭販売


人は自分にとって当たり前のことには感動しないもの。でも、それが接客する際、大きな落とし穴になることがあります。売場でもよく見かけることですが、お客様の話を聞いている時に、それに呼応してうなずいていない販売員さんが意外に多いんですね。
頭のキレる人やおしゃべりが得意だという人の中には、頑張って接客している割にあまり販売成績が思わしくないという方もおられます。一見、話もうまいし、知識も豊富。 売場でも積極的にお客様に接しようとしている。でも、イマイチ売り上げが伸びない。

試食がなかなかすすまない売場でも、言葉の使い方を少し変えることで状況を改善することができるというのを前回このブログでも書きました。その上で、今回は言葉以外の部分にもフォーカスしてみたいと思います。
試食販売をしていても、来店者の警戒心が強いお店や所得層が高い高級スーパーなどでは、なかなか試食してくれないというケースがあります。地域やスーパーのターゲット層によって試食の度合いも全く違ってくるわけです。

初対面のお客様と短時間で良い関係を築きたいと思った時に、注意しておきたいことの一つに「相手との距離感」があります。これは、いわゆる「心の距離感」のことではなく、双方の物理的な距離(立ち位置)のことです。通常、人は半径1m以内の領域に他人が入ってくることを拒みます。
対面販売において相手の心を開くには、警戒心を解き、いかにリラックスさせてコミュニケーションが取れるかにかかっています。そこで販売員は接客する際、いくつか注意が必要です。その一つに「立ち位置」があります。

離れた場所にいる人を自分のブースに集めるためは、声出し(呼び込み)以外にも嗅覚を刺激する方法があります。屋台や飲食店から美味しそうないい匂いがしてくると、人は自然にそちらに目が行きます。その匂い原因を突き止めたくなるんですね。
さて、前回は聴覚を刺激することによる試食販売の集客方法について書きましたが、今日はそれをもう少し掘り下げて状況別に書いてみたいと思います。声出し(呼び込み)というのは、大きな声を出すほど良いように思われがちですが、一概にそうとは限りません。

試食販売をしていても、自分の前にお客様が来てくれなければ接客はできません。では、どうすれば自分のブース前に人を集めることができるのでしょうか?離れた場所にいる人に興味付けするには、五感のうち聴覚と嗅覚を刺激するのが有効です。
よく売る販売員さんは、一見してはわからないような細かいところで、他の販売員さんとは違うことをしています。今日は昨日に引き続き、接客を始める前に調べておくと販売に優位に働くことを書いてみたいと思います。

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