試食販売 状況に応じた効果的な声出し

 

さて、前回は声出しなど聴覚を刺激する集客方法について書きましたが、今日はそれをもう少し掘り下げて売場の状況別に書いてみたいと思います。

 

 

試食販売における声出し(呼び込み)というのは、大きな声を出すほど良いように思われがちですが、一概にそうとは限りません。

 

 

たとえば、お客様の警戒心が強いお店では、あまり大きな声で呼び込みしていると避けられてしまいます。

 

どちらかというと、何か作業をしながらや目線を下げ気味にして、おとなしそうに軽く声出しをする。

 

その方がブースに注目してくれたりします。

 

要は「私は試食してもらっても無理に進めたりしませんよ~」といった演出が必要なんですね。

 

 

一方、物産展の催事や展示会等、来店者が多くにぎわいができているところでは、さらにそのにぎわいに拍車をかけるように大きな声で呼び込みする方が効果は上がります。

 

こういう時はいかに「お祭りムードを演出できるか」が大事でなんですね。

 

元来、日本人はお祭り好き。

催事ごとやお祭りでは自然と財布のひもが緩んだりします。

 

売り手はそういったことも加味した上で売場で自己表現をしていく必要があります。

 

 

さらに、時間帯によっても変化が必要です。

 

来店者が多くなるピーク時間は大きく、また閑散とした状態の時は小さめにした方がその場の空気や消費衝動にマッチします。

 

 

また、地域によっても変化が必要です。

 

京都の某百貨店では地域性もあるのか、誰も試食に寄って来ない状況が続いていましたが、少しブースから離れて、大きめの声で商品説明を交えながら呼び込みをしたところ、たくさんの人が試食に訪れ、商品を手に取って見てくれるといった現象が起こりました。

 

どちらかというと、それまでは何となく柱の陰からこちらをうかがっている感じがしたんですね(笑)

 

 

県民性が上品であったり、シャイであったりする傾向が強いと「試食は下品」とか「試食したら買わなければいけない」と強く思い込んでいる節もあるので、その時の売場のお客様の空気を察知しながら、試行錯誤してベストの状態を探り当てる・・・

 

そういったことも、いろんな売場で販売するマネキン販売員は必要です。

 

 

ただ、ボーっと毎日どこでも同じやり方で販売しているのと、アンテナを張って、観察し、状況に応じてやり方を日々展開させていくのとでは、1年もすれば実力に雲泥の差ができてしまいます。

 

是非、販売員の方はそういったことも楽しみの一つとして取り組んでみることをおススメします。

 

 

あなたなりの売り方が開発され時・・・

 

その時こそ、本当の販売の面白さに出会えますよ。

是非、日々実践してみてくださいね。